奇跡の紅茶専門店

著者:荒川 祐二

出版社:マガジンハウス

■内容紹介

「お目覚めですか?」

目を開ける。声のしたほうを見ると、近くで私を見つめるイケメン男子。
短めの髪に細面の顔、少しのあご髭がカッコイイ。てか、何で?

まだ頭がボーッとする。うつろな目で周りをキョロキョロしてみる。

20畳ぐらい? の広さに、白で覆われたきれいな壁、
こだわってるっぽい4つぐらいのテーブルと椅子に可愛い小物、
5席ほどのカウンター、壁の上と下の窓から差し込む光…。

ここどこですか…? カフェ…?
ってか、何で私ここにいるんだ…?
(本文より)

【「I TeA HOUSE」で奇跡に出会う登場人物たち】
美沙希:23歳。リストカット、男、クスリ……「死にたい」けど「死ねない」キャバ嬢。
航太:25歳。「俺、まだ本気出してないだけ」が口癖の極度のマザコンサラリーマン。
真須美:50歳。「あんな子に育てたつもりは…」と息子を嘆くワーキングマザー。
翼:14歳。真須美の息子で、「ダルい…。何もしたくない…」引きこもりの中学2年生。
武男:55歳。事業に失敗し、余命3カ月を宣告された元飲食店チェーン経営者。
彩花:21歳。100社受けても内定がもらえず、自信をなくしている就活中の大学生。
悟:32歳。3.11後に故郷の村を逃げ出したまま、無為の日々を送る無農薬米生産者。

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