【スサノオが家に棲みつきまして・・・】神道の真髄『産霊』とは?

あ「スサノオさん、昨日、『明るく、楽しく、元気よく、が一番の神の道』って言ってましたけど、あれもうちょい詳しく聞きたいっす」

ス「しゃあないな」

そう言うと、スサノオは座り直して、僕に向き合う。

ス「お前『ムスヒ』って言葉知ってるか?」

あ「知らん」

ス「『ムスヒ』っていうのは、漢字で書くと『産霊』。これの意味は、新たな生命を産みだすこと」

あ「ふむふむ」

ス「昨日、『古代日本人は人間の創造を遥かに超える自然の営みの中に神を見た』って言ったよな?」

※昨日の話はこちら

あ「うん」

ス「その中で、まったく生命の無い所に生命が現れる様にも神を見たわけ。昨日まで土の上に何もなかったのに、次の日見たら緑色の芽が出てる。昔の人間も目ん玉飛び出るわな」

あ「確かに」

ス「そう。で、人間はその能力が自分たちにも備わっていることに感激した。要は『出産』やな。この生命を産みだす行為を、神さまと同じ行為として最も尊いこととした。

イザナギとイザナミの二神は、生殖行為によって日本列島を産み、神々を産み、人間を産んだ。このことが神の最も主要な役割は、『生命あるものを産みだすこと=産霊(ムスヒ)である』ということを示している」

ス「ただ『生命を産みだす』ためには、何が重要か?」

あ「?」

ス「それは自分自身を生命力で溢れさせること。要は『元気いっぱいに生きること』やねん。植物も枯れてしまったら作物を実らせられない」

あ「だから、『明るく、楽しく、元気よくが一番の神の道』なのか」

ス「そういうこと。神自身が新しい生命を産むために、その生き方を求めてるわけやから」

荒川祐二公式ブログ『て、いうか神様ってなに?』とあわせてお楽しみくださいませ。