出版界唯一の専門紙 新文化
2017年4月20日号の1面を飾った記事に、
日本の書店の今後に、とても大きな希望を感じた。
それは明屋書店社長 小島俊一による寄稿だった。
注目した部分を引用する。
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明屋書店の1日のレジ通過客数は平均約2万5000人。
来店客はその3倍の約7万5000人と推定できます。
つまり、明屋書店は毎日5万人ものお客様を手ぶらで
お返ししているのです。
明屋書店の全国の書店における販売占有率は約1%ですから、
全国の本屋でみれば毎日500万人、月間で約1億5000万人の
「見込み客」を逃していることになるのです。
このお客様の数こそが出版界最大の「可能性」ではないでしょうか。
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ここ数年は、Amazonをはじめとしたネット書店の
成長ばかりが目立っている。
年間500店舗ものリアル書店が閉店するなど衰退していく
情報が多くなった今だからこそとても大きな希望を感じた。
経営不振に陥っていた明屋書店を2013年から辣腕をふるい
見事に再生させた名経営者である小島俊一氏の言葉だから
すごい説得力がある。
作家プロデュースを本業としているものとして、
すごく励みになった。
師匠の竹田和平さんに教わったことだが、
景気は、自分の氣で創られるものだ。
自分がおかれた環境(ビジネスにおいては市場)がどうあれ、
自分の氣の発し方次第で、自分のまわりの景気は
自分で良い方向に創っていくことができる。
実際、景気に関係なく、どんなに右肩下がりな業種でも、
右肩上がりの会社は存在する。
出版業界も同じく、リアル書店でも、
蔦屋書店や冒頭の明屋書店など、氣をはいた書店は右肩あがりだ。
このTOKICHANNELも、これからの10年を見据えた上で、
作家プロデューサーのわたしなりに氣をはいて創ることができた。
素晴らしい作家たちによる、良質なコンテンツを世界中の
潜在読者に届けられるようにゆっくりコツコツとでも
記事を書いていく。
みなさまのおかげさまです。ありがとうございます!