「努力しても、どうせ搾取されるだけ。だったら、最低限だけやって、給料さえもらえたらいい。」と。
そんな空気を至る所で感じました。
それまでの僕は、スタッフに対して、自分は正しい、だからこれをやってくれ、なんでできないんだ、なんでやらないんだ、といつもイライラしていました。でも、このことに気づき、こんなことをやってみました。
- 1つ1つの仕事の意味を、問いかけて一緒に考える
- それぞれの意見にどうしてそう思う?と問いかける
- 出てきた意見は、一度すべて受け止める
- どうしたらいい?と問い、一度やりたいようにやってもらう
- 一緒に振り返って、改善する
- 喜ぶお客さんの姿をスタッフに見せる
- スタッフの良かった点を手紙に書いて、給料袋に入れる
すると、遅刻や欠勤は激減し、みんなが自分で考えて、仕事を楽しみだしました。この時、僕は「学ぶ楽しさ」は諦めムードを超えると実感しました。また、誰もが学ぶ力を持っていることに気付くことができました。
課題の大きさを考えると、正直、足がすくみます。良くないとわかっていながらも、諦めムードになったり、雰囲気に流されたりもします。 でも、そんな気持ちは吹っ飛ばせることをこの時に体験することができました。
社会を変えるリーダーシップは、理想や夢を描くだけじゃない。目の前の成長に集中し、できることを増やして、それ自体を楽しむこと、その小さな一歩に自信を深めること。それが社会を変える可能性につながるんだと思います。
今では、ご縁を頂いているカンボジアをはじめとした国々で、クライアントの仕事の現場に学ぶ楽しさをどんどん注入しています。世界は学びに満ちています。
キュレーション元URL
https://medium.com/sd-lab/新しい学び方でビジネスが変わる-世界が変わる-4c991453292f