【鮎川】
凄く嫌な感じと思っても、
言っちゃ駄目だと思ったり。
結局、心の中では、
クソと思っているわけだから、
それを出しちゃったほうが。
【橋本】
出しちゃったほうが、
不思議ですが病気も治るし、
人間関係も良くなったりします。
特にワークショップで、
親を恨んでいるというケースを扱うときは、
30分くらいあれば、
10人ほど親を殺してやりたいという人たちがいたとしても、
その場で一気に変えることが出来るようになったのは、
このことを発見してからですね。
みなさん、「親を殺したい」と思ってはいても、
口にしてはいけない、と言って否定性の否定をしている。
この留め金を外してあげるだけで変わっていくんです。
例えば、
『人生の癒し』宿題を提出いたします。やーーー!
のケースぐらい変わります。
当時は、相当にお父様を恨んでいたのですが、
次に会ったときには、あの恨み骨髄だった
お父様とは仲良しになっていて、
しかも腕を組んじゃって(笑)、
最近は、ふつうに親子で旅行に行きましたと
言っているくらい変わるんです。
つまり親と仲良く旅行に行くということが
起こるためには、親を殺したいと口にしたほうが早かった(笑)
ということなんですね。